2009年09月

Sun Mon Tue Wed Thr Fri Sat
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
▲こちらは更新カレンダーになります。

森花野子のインテリア散歩No.24「サマーハウスのインテリア その1」

header24.gif

昭和初期、「夏は外務省が日光に移る」と評されたほど奥日光が国際的な避暑地だった事をご存知ですか? 当時、中禅寺湖畔には40軒もの大使館別荘があり、各国大使が時期を合わせて避暑に訪れていました。都会でも外国人が珍しかった時代に、湖でボート遊びをする様々な国の大使と家族達……さぞ華やかだった事でしょうね!

24_1.jpg

その中のひとつ、イタリア大使館別荘が一般公開されています。昭和3年に建てられてから平成9年まで実際にサマーハウスとして使用されていましたが、老朽化したため栃木県が買い取り、2年かけて図面通りに復元されました。ガラス窓や、階段、床は建設時のものが再利用されています。

24_2.jpg

もともとイタリア大使館の別荘は国道沿いにあったのですが、中禅寺湖の先に日光白根山を臨む眺望がイタリア国境のコモ湖と似ていることから、電気も引かれていなかったこの奥まった場所に移転しました。輝く湖面と、青く盛り上がる山並み……現在でも広縁から湖への視界には電信柱などの人工物はひとつもなく、まさに昭和初期のままの眺めが守られています。

次回「その2」では内装と設計について、「その3」ではイタリア製の調度品についてご紹介します!

2009年07月03日

7/10 TalkShowReport「インテリア~4つのエッセンス展」

7/9(木)からIC'sスクエアで開催している「インテリア~4つのエッセンス展」。この展示に連動したトークショーに参加しました。
会場は約90席設けているそうですが、満員の上、立ち見の方も10数人いらっしゃって大変な熱気!ハウジングジャーナリスト河名紀子氏の進行で、4名のIC(清田直美さん・寺本眞子さん・福元美紀さん・細見貴子さん)から、気品あふれる展示作品を前に、空間に対する考え方や富裕層のクライアントにアピールするノウハウをうかがいました。

みなさんが活躍されている理由は、これまでのキャリアのなかでインテリアコーディネートに個性・こだわりを反映させるスキルをずっと培ってきたこと。同時に、日々の活動における人とのつながり・信頼関係が作品のクオリティとなり、お客様の夢を形にする力になっているとのことでした。ご自身が提案した魅力的な展示を前にお話を伺うと、全然説得力が違います。

今回の展示は9/8(火)迄となっているそうです。ぜひ他のICの方にも見て頂きたい4作品だなと思います。【小金澤】
インテリア4つのエッセンス展・トーク風景

2009年07月16日

森花野子のインテリア散歩No.25「サマーハウスのインテリア その2」

header25.gif

イタリア大使館別荘は、フランク・ロイド・ライトに乞われ来日したアントニン・レイモンドによって設計されました。横浜山手にある西洋館のひとつ、エリスマン邸も彼によるものです。 レイモンドのこだわりは、土地の素材を使うという事。そのため栃木県に豊富だった杉が内装、外装に使用されました。張り方も凝っていて、市松模様、矢羽根張り、網代張りなどアレンジに富んでいます。色のコントラストを付けたいときにはサワラを併用し、場所によってデザインが変わるため天井を見上げていて飽きるという事がありません。

25_2.jpg

丸太のログハウスと同様、木に包まれている安心感やその肌触りを楽しむことができるのですが、杉の皮で統一された内装はもっと柔らかで、女性的な雰囲気。所々に使われている竹もいいアクセントになっています。 壁と同様の考え方で暖炉には大理石などではなく日光周辺の石を、床には日本では内装材としては珍しいというモミの木が選ばれました。

25_1.jpg

夏用の別荘ならではの開放感もまた格別です。食堂、居間、書斎の間は仕切りがなく、全面のガラス戸の向こうには湖が広がっています。トンボやチョウチョが家の中をすいすい飛んでいて、外との境界が良い意味で「曖昧」な感じがするのです。家が、森に溶け込んでいるとでも言いましょうか。食堂の横にある8畳ほどの休憩室は2面が窓になっており、木々の緑が降り注ぐよう。まるで森の中の東屋にいる気分です!

2009年07月16日

7/14 SeminarReport「カラー研修(1)/色の固有特性を学ぶ」」

今回は網村眞弓先生によるカラー研修の第1回『色の固有特性を学ぶ』セミナーでした。
連続講座の初回ということで緊張もしましたが、最終の3回目はいつものスクエアを飛び出して銀座→五反田でのセミナーとのこと。なんだかわくわくしてきます♪(…きっと私だけじゃないですよね☆)

女性は色が大好き!!インテリアだけでなく、ファッションにもお化粧にも色はかかせませんよね~。
ですから、今回は仕事に役立てるだけではなく、毎日を楽しむためにもこのセミナーで色についてのポイントをつかみたい!そんな気持ちでセミナーに臨みました。

前半は色を見た時の感じ方・役割などの解説でした。(某ファストフード店に赤が多様されている秘密?、ミシェル・オバマのここ1番のドレスに黄色が多い理由など・・・色の役割を聞けば納得しまくりです!)
後半は、言葉を色に置き換える勉強。つまりクライアントの要望をどう映像化させるかでした。
エレガント・ロマンティック・モダン・ナチュラル・シック・・・等、たくさんの言葉を、ソフト⇔ハードの縦軸、クール⇔ウォームの横軸のどこに位置するかをみんなで考えました。インテリアスタイルは分かっているつもりでも、案外、きちんと色や柄では把握していないものなのですね。
『花柄が大好きだけどクールでモダンにしてほしいの!』とおっしゃるクライアントの難題?にも『では、コントラストの強い、大きい花柄にしましょう!』と即答できるような技をたくさん学ぶことができました。

先生もとても美しくチャーミングで、洋服の色合わせのコツをご伝授いただきながら、“第2回・第3回・・・申し込んでおいてよかったな~!!”・・・そんなセミナーでした♪【松岡】
カラー研修1回目

2009年07月21日

セミナー追加情報 「013/契約関連編」

★スキルアップセミナー013★ 契約関連編
「工務店・建設会社との契約」
日 時: 2009年 7月30日 (木) 16:00~18:00
会 場:「インテリアコーディネーターズスクエア」リビングデザインセンター・OZONE7階(西新宿)
講 師:㈱セプト 取締役チーフデザイナー 今泉 なな子氏
参加費:1,000円(当日ご持参下さい)
定 員:30名
内 容:ICの皆さんの悩みにお答えします。
現在の仕事内容に満足していない会社にこのままの所属でいようか?
おつきあいの工務店さんとの仕事をどのように続けていこうか?
独立して直接クライアントとの契約をと考えてみるが、どのように
営業したらいいのか?その時のリスクはどうなのか?
「直接クライアントとの契約」をした場合の責任とリスク、
「工務店・建設会社との契約」をした場合の仕事と内容との差、そして
その場合の報酬額差等、現場写真をもとにしてお話しします。
申込み:お申込はメールにて受付ます。件名「7月30日スキルアップセミナー申込み」として、
     IC登録番号・氏名・メールアドレスをお知らせ下さい。
  申込先 jiia-sq@interior.or.jp
お問合せ:リビングデザインセンターOZONE (代表番号)03-5322-6500/内線番号3972
      インテリアコーディネーターズスクエア事務局までお願いします。※水曜日は休館です。

2009年07月22日

7/21 Seminar Report 建築デザイナーとインテリアデザイナーの競演『家具で空間をつくる、有・間のデザイン』

今回は題名通り、建築デザイナーの三浦正道氏、インテリアデザイナーの石川尚氏のおふたりからお話を聞かせていただけるというなんとも贅沢なセミナー。。。

まずは、有・間とはなんぞや?というお話からスタートして、そのあとに出てきたのが過去に造った横浜のT邸、リビング・ダイニング・ベッドルームすべて30畳欲しいという途方もないお宅の話・・・。そこで一番大事な、お施主のイメージをどうやってつかむか?について。
例えば“モダン”とひとくちに言ってもイームズ?コルビジェ?と人それぞれ感覚が違うので、趣味を深~くお聞きすることは勿論、間取りも決まっていないのに、お施主さんと家具屋めぐりをして、家具をイメージソースに利用したり、あるいは、ただただ好きな色を選んで表にしたり・・・

次は“有・間デザイン”の考え方と組み立て。
例題の住宅Kを使って最初のお話で学んだ、イメージをつかんだあとの家具デザインを実際にやってみるという参加型セミナーに早変わり。住宅Kのコンセプト「和室二間続きへのこだわり」、を考えながらパースや展開図を描くという作業です。←緊張しながらも楽しい時間でした♪
描き終えたあとには、先生が選ばれた方の作品を前に講評がありました(他人の作品を見られるのは本当に勉強になります!)。家具と住宅設計は深いところでつながっているんだな・・・ほんとに面白いセミナーでした。
上品ながらも掛け合い漫才のような両氏・・・スクエアのセミナーってバラエティに富んでますっ!!!【松岡】

2009年07月27日

7/28 SeminarReport「カラー研修(2)/色の見えの変化を学ぶ」

今回も大ファンの網村先生にどんなお話が聴けるかな♪と鼻息荒く?出かけ行きました。

最初の20分はカラーカードを並べて、色の明度や彩度によってお互いの色の見え方が変わる勉強でしたが、急にいつもの上品な口調で、”今日はグループワークにしましょう”と。。。”ええっ~!聞いてないよ~。”
5~7名に分けられた各グループに、人生経験豊かな素敵なマダム(最年長?)とかわいいお嬢さん(最年少?)を選出し、それを小さな社会と考え、色についてのイメージをそのおふたりからたくさん聞き出すのです。つまり、街頭に立たなくても(笑)年齢による色のイメージの意識調査が出来、早い段階からお施主さんのイメージとそう遠くないものをプレゼンすることができるというわけです。
グループワークに切り替わった途端、あちこちから明るい笑い声や”私もその色いいと思ってました!”など、楽しげな会話が聞こえ、その盛り上がることといったら・・・☆

最後は、用意された教材(カーテンレール・床材・カーテン・クッションの小さな見本)を使用して、プレゼンボードを作り、先生から講評を受けました。
セミナーは静かに聴講するもので、発言をするのは質問の時間と思っていたのですが、グループでたくさん意見を出し合いながら、笑ったり考えたりして実際にやってみるということがこんなに楽しく知識が身につくことだとは・・・。ホントに心に残る楽しいセミナーでした!【松岡】
カラー研修2回目

2009年07月31日

森花野子のインテリア散歩No.26「サマーハウスのインテリア その3」

header26.gif

イタリア大使館のサマーハウス、最終回は家具についてです。広縁に座って湖や風を味わうのもオススメですが、本邸にふんだんに展示されているイタリア製の家具を見るのも楽しいですよ。書斎机の上にさりげなく「イタリア大使館」と印刷された便せんが置いてあったり、ダイニングテーブルにオールドノリタケがセットされていたり……。暖炉のそばには電気が通っていなかった時代の名残、ジャイロ式の飾りランプがあります。また、ガラス窓越しに景色がゆらめいているのに気づくかもしれません。大正時代の、手延ばしされた板ガラスが当時のまま残されています。

26_1.jpg

実際に座る事が出来るということで、ソファにかけてみました。ガシッと体を受け止める、心地いい固さ。芯に馬のたてがみとしっぽをパーマしたものが使われています。素材からして今とは違いますね! ソファ生地を80年前間一度も張り替えしていないというのも驚きです!

26_2.jpg

別荘前は中禅寺湖のなかでも特に水がきれいで、毎年アイソが産卵に来ます。この環境を守るため、日光市は一般車の乗り入れを制限し近隣のキャンプ場をなくす等の対策を施しました。歴史ある建物を復元、維持することも大変な事ですが、周辺の環境も整えていくその取り組みに一番感銘を受けました。 日光といえば「夏の林間学校」のイメージですが、大人になってからの夏休みにいかがでしょうか?

間仕切りがなくひと続きの1階。書斎(写真上)とリビング(写真下) 
2階はベッドルームを中心としたプライベートスペース 
別荘から数歩先に広がる中禅寺湖

2009年07月31日